Long Story【第1章】WFC(ワークフォースセントラル)の歴史
こんにちは!Ataway Kronos チーム の Noah です。
WFC(ワークフォースセントラル)と WFD(ワークフォースダイメンションズ)の歴史です。
Long Story となるので、2章に分けて紹介していきます。
ブログで「C」と「F」って間違えてるのでは??と思われた方や、現在利用中のお客様もご存じない歴史もあるかもしれません!
是非お読みください!
第1章 : WFC(ワークフォースセントラル) の歴史
第2章 : WFD(ワークフォースダイメンションズ)の登場
以下、「WFC」、「WFD」と記載
第1章 : WFC(ワークフォースセントラル) の歴史
WFC 誕生
Kronos 社は1979年に打刻端末(タイムレコーダー)、1985年に最初の PC ベースの時間と出席の製品を開発・発売し、その残業計算、欠勤や遅刻等の通知機能、休暇管理機能、シフト自動作成機能、売上予測機能といった機能を追加し進化続けています。
大企業や国際企業に対応した製品としてWFC は製品化され、世界シェアNo.1 となっています。
当初製品構成
備考 | ||
初期費用 | 購入時のみ | 永久ライセンス |
ユーザー数 | 都度支払い | 追加人数により変動 |
バージョンアップ | 都度支払い | |
アップグレード | 都度支払い | |
利用可能データベース | Microsoft SQL Server・Oracle | 開発環境 :Java Applet |
OS | Unix・Windows | |
オンプレミス OR クラウド | オンプレミス*1 | お客様側の自社保有サーバー |
オンプレミスとは、企業などの組織における情報システムの設置形態の分類で、自社施設の構内に機器を設置してシステムを導入・運用すること。外部の事業者が用意した機材やソフトウェアを通信回線を経由して利用する「クラウド」型(システム/サービス)の対義語。
Cloud(クラウド)版の登場
Cloud (クラウド)*2 の普及に伴い、お客様より Cloud (クラウド)製品開発の要望が多くなり、Kronos Cloud サービスを開発後、サブスクリプション*3 モデルのライセンス形態となりました。
ただ、Cloud (クラウド)と言われても技術的にAmazonやGoogleクラウドと異なり、マルチテナント・アーキテクチャーではありません。
なぜなら、Kronos 社データセンター側に、お客様毎の専用環境を作成し専用環境内でデータベースやアプリケーション*4 が起動するといったオンプレミスとほぼ同様の仕組みだったからです。
それもあり、Kronos 社は Cloud (クラウド)メリットをフル活用する WFD の開発を着々と進めていました。
*2 クラウドとは、雲、大群、集団などの意味を持つ英単語。全体像の不明確なもやもやした塊・集まりを比喩的に表すことが多い。IT分野では、まとまった計算資源を通信ネットワークを介して遠隔から利用するシステム形態のことをクラウドという。
*3 サブスクリプションとは、予約購読、購読料、会費、寄付(金)、出資(金)、応募、申込、加入、署名、承諾などの意味を持つ英単語。雑誌などの定期購読といった意味があり、ITの分野では会員制のサービスへの加入や、定額制のコンテンツ配信サービス、定期的に利用権を更新するソフトウェアの販売方式などを指すことが多い。
*4 アプリケーションソフトとは、ある特定の機能や目的のために開発・使用されるソフトウェア。「アプリケーション」(application)あるいは「アプリ」(app、apps)と略されたり「応用ソフト」と訳されることもある。
スマートフォン版の登場
スマートフォン時代となり、スマートフォンを持つ人口も増え iOS*5 と Android*6 向けのアプリケーションソフトが増えてきました。そんな中、WFC でもアプリケーションソフトが開発されましたが、利用にあたってはインストールが必要だけではなくて、おオンプレミスの場合、追加費用が必要です。当時、モバイルで使用可能な機能は限られていましたが、高度な技術をもつ Kronos 社では iPad 専用のアプリケーション対応行い、モバイルで仕様が出来なかったシフト作成等も対応可能になりました。
*5 iOSとは、米アップル(Apple)社の携帯情報端末に内蔵されているオペレーティングシステム(OS)製品。このOSで動作するiPhone、iPad、iPod touchなどの同社製品は「iOSデバイス」と総称されることがある。
*6 Androidとは、米グーグル(Google)社が開発した、スマートフォンやタブレット端末など携帯情報機器向けのオペレーティングシステム(OS)。主にスマートフォンのOSとして広く普及しており、世界的に米アップル(Apple)社の携帯機器向けOSであるiOSと市場を二分する。
Ver.8.1 の登場
Adobe*7 社が Flash の開発を廃止、サポートが終了(2020年12月31日)の発表をきっかけに、Kronos 社は HTML に対応した Ver.8.1 をリリースしました。Kronos Cloud の環境でもリリースされました。
(*Flash サポート終了もありほとんどのお客様がアップグレード)
*7 Adobeとは、米国のソフトウェア企業の一つで、プロフェッショナル向け画像編集ソフトウェアなどの世界最大手。正式社名は “Adobe Incorporated” で、本社は米カリフォルニア州サンノゼ。1982年創業。“adobe” は日干しレンガの意。
現在
WFC の開発は現在も着々と進んでおり、お客様より依頼した機能や法改正(国別)の対応も今まで続けています。
今でも世界中で利用しているお客様が非常に多いです。
Enterprise eTime
ADP 社提供している Enterprise eTime の勤怠管理サービスは WFC を機能として組み込まれています。Enterprise eTime は、ADP の環境でホスティングされていて、ADP がサポートしています。
開発環境の変更
開発環境においては、時代の流れとともに常に最新の技術を取り入れております。
WFC version | 開発環境 | 時代背景 |
~ Ver.7 | Java Applet | Java 全盛期 |
Ver.8 | Adobe Flash | Flash 全盛期 |
Ver.8.1 | HTML | Adbe 社によるサポート終了となり、スマートフォン時代になって、iOSとAndroidアプリ |
項目 | WFC | WFD |
モデル | オンプレミス&クラウド | クラウドのみ |
インターフェース技術 | WIM | Boomi |
Cloud(クラウド) 環境 | Windows / Unix | Google Cloud |
モバイル対応 | アプリ | アプリ & Web |
技術 | HTML*8 | Web 2.0*9 |
アドオン開発*10 | 不可能 | 可能 |
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