SAP Business ByDesign ®クラウドERPのビジネスロードマップ

2022年9月

日本アタウェイ株式会社

 

SAP Business ByDesign ® は今までも提供する基幹システム(ERP)の使いやすさ、ベストプラクティスに基づいた柔軟性、洞察力、そして統合のオープン性と拡張性を強みに多くの企業に貢献してきました。今回は今後 SAP Business ByDesign ®がどのようなロードマップをもとに商品のアップデートに向けて取り組んで行くのかを説明します。

こちらがSAP社が2022年9月に公開したロードマップになります。ただし英語になる為この記事でロードマップの内容を一部ご紹介致します。

 

 

SAPが考える中小企業の主なニーズ

 

SAPが考える中小企業の主なニーズは以下の3つがあります。

可視性と透明性

グローバルオペレーションにおける知的な意思決定を実現をすること。

 

効率的なビジネスプロセス

ベストプラクティスに基づいた反復作業を自動化することにより、価値のある活動や業務に作業員が集中できるようすること。

 

ITコストとセキュリティ

深い専門家のノウハウを必要とせずに手頃な価格でコンプライアンスに準拠し、安全なデジタル化を実現すること。

 

 

 

SAP Business ByDesign ® が提案する価値

 

上記の企業のニーズに対してSAPは以下の価値を提案します。

 

組み込み分析

知的な意思決定のために、ビジネスのすべての機能領域にわたってリアルタイムのデータ分析を可能にすること。

ベストプラクティス

長年にわたるテストによるベストプラクティスを基に社内のすべての機能を接続し、一元管理を可能にすること。

モバイル接続

従業員が迅速な意思決定を可能にする為にモバイル接続対応にすること。

四半期ごとのアップグレード

ビジネスに合わせて拡張でき、四半期ごとのアップグレードで常に最新のテクノロジーを提供すること。

使いやすさ

学習、実装、使いやすさ、サポートが簡単になるよう設計されたソフトウェアであること。

 

SAP Business ByDesign ® の基本的なロードマップ

 

上記のニーズとそれに対する提案を提供する為SAPが考える今後のロードマップは以下になります。

 

すべてのリリースで法的要件とコンプライアンス要件に重点を置きつつ、以下の方向性でアップグレードを図ります。

▪ 近代的技術基盤に基づき、パートナーとお客様に安定性のある商品価値を短期間で提供

▪ 拡張機能によって組み込まれる機能の知的企業機能を強化

▪ カスタムODataサービス、ワークフローなどの機能を一貫して完全に使用できるように支援

▪ ユーザーエクスペリエンスが常に近代的であるよう計画

▪ 迅速な実装テンプレートを提供することによって、迅速な実装とコスト削減を実現し継続

 

SAP Business ByDesign ®
日本のローカライゼーションのロードマップ

 

最近追加された機能

消費税のヘッダー計算

消費税の予定納付

 

今後追加予定の機能

固定資産の減価償却の計算方法;定率法の追加

電子インボイス対応

適格請求書の消費税計算要件(請求額に対して、税率毎に一度だけ消費税計算を行う)対応

源泉徴収税対応

 

以上がSAP Business ByDesign ®日本のローカライゼーションも含めたロードマップとなっております。今後も企業のニーズに合わせた価値提案とソリューションを提供することで多くの企業に貢献していきます。

 

まとめ

SAP Business ByDesign®は今後もアップデートを継続し最新のデータ分析機能の提供をクラウドソリューションによって可能にします。変化の加速する現代市場において、企業が競争優位性を確立するためには、デジタル技術の活用によって経営体制に変革をもたらし、競合他社にはない付加価値を創出する仕組みを構築しなくてはなりません。そのためには、優れたデジタルソリューションを導入するとともに、事業活動を通じて収集・蓄積されたデータの戦略的な活用が求められます。データに基づいた分析で企業の未来を構築するSAP®提供のERPシステムBusiness By Design® の導入をぜひご検討ください。

日本アタウェイについて

アタウェイはプロセスやシステムに関するコンサルティングをグローバルで提供しており、2000年にフランスで設立後、現在は14か国、19拠点に展開しております。
日本アタウェイは、アタウェイの日本法人として2007年に設立後、多数のプロジェクトの成功に寄与した実績を保持しています。専門業務・製品知識 を有するコンサルタントが多数在籍しており、ほぼ全てのコンサルタントが日英バイリンガルです。言語、文化、働き方の違いなど、グローバルプロジェクトの課題・難しさを熟知した少数精鋭チームで、お客様と一丸となって柔軟にプロジェクトを遂行し、投資対効果を重視したコンサルティングサービスを提供しています。
日本アタウェイは財務、サプライチェーン、人事等の日本の基幹業務に精通しており、またプロジェクトマネジメントやチェンジマネジメントのサービスも提供しています。SAPのオンプレミス型及びクラウド製品(ByDesign®、SuccessFactors®)、Kronos®ワークフォースマネジメント製品に加えOracle®のオンプレミスやクラウド製品の導入も手掛けています。
また日本アタウェイは、日本で唯一Prosci®のチェンジマネジメント認定資格を提供しています。

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